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『選手にも独学の精神を』
日本経済新聞(1月20日)抜粋

フットボールの熱源  『選手にも独学の精神を』

あるJリーグの中心選手のこんな嘆きを聞いたことがある。「うまくなりたいと思っているのだけれど、どこに問題があって、じゃあ何をどうしたらいいのかと、自分で考えない若い選手がプロにも結構いるんですよ。そういう選手を見ていると、もったいないなと思う」

海外サッカーのテレビ中継やビデオを見ないという選手もかなりいる。世界的な戦術の流行やトップ選手の技巧について語る選手を、仲間内で「あいつは理屈っぽい」などという風潮もある。

オシム前日本代表監督は暇さえあれば海外の試合の映像に目をやり、世界のトップを走るチームの動向をチェックし続けた。日本人でも指導者になると、そうした努力を怠らなくなる。

どうも、おかしい。選手たちは、世界のサッカーがどう進み、日本に何が必要なのかという分析と問題解決は指導者に任せ、答えを教えてくれるのを待てばいいとでも思っているのだろうか。

サッカーについて奥行きのある話のできない選手が割と多い。それは普段サッカーについてとことん考え抜いてないからではないか。サッカーは監督やコーチが教えてくれるものと思っているからではないか。どうやら、チームを離れた時間に独学に励んでいる選手が少ない気がする。

社会学者の加藤秀俊氏の著書『独学のすすめ』にはこうある。「学校は、いわば脱落者救済施設のようなもので、独学でたってゆけるだけの強い精神を持っている人間は、ほんとうは学校に行かなくたって、ちゃんとやってゆけるものなのである」

この一節を読むと、独自で学ばず、指導者に救済を求め続けている選手の姿が浮かんでしまう。
選手の独学の精神をはぐくむことこそ、指導者の最も大事な仕事なのではないか。



上記はあくまで日本経済新聞社の運動部記者の考えであるが、業界における状況の見方は一理あると思う。

記事はサッカーについての話だが、団体スポーツとしての共通点を感じたので「一つの考え方」として参考にしてほしい。

指導者が引っ張るだけではなく、選手自身も考え、皆がチーム内で正面からぶつかっていく環境が一番望ましいと思う。

戦術や個人のスキルに対する独学は必要だと思うし、選手自身がチームに貢献するためにはどうすれば良いか考えていくことが重要だと思う。
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